夜明けの少し前に

第一章 神託





敵。

お互いが、相容れぬ存在。

古来から続く、確執。





『フォルンを継ぐ子と出会い、共に月の光を持ち帰れ』





神は何を望むのか。

私たちを、試そうと仰るのか―――。